生物多様性と生態系の保全~持続可能な漁業・養殖への取り組み~

世界の大手水産会社が参画する、海洋管理のためのグローバルなイニシアティブSeaBOS(Seafood Business for Ocean Stewardship)の取り組みに立ち上げから参画し、グローバルな視点で世界の海洋管理の保全、IUU(違法、無報告、無規制)や強制労働などの課題解決に積極的に取り組んでいます。

※MSC(Marine Stewardship Council、海洋管理協議会)
※ASC(Aquaculture Stewardship Council、水産養殖管理協議会)
※BAP (Best Aquaculture Practices)
※TNFD(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures)

持続可能な漁業で獲られた水産物の証「MSC認証」

MSC認証は、MSCが管理・推進する水産資源や海洋環境に配慮した持続可能な天然の漁業に関する認証制度です。
Umiosでは、2006年にMSC認証商品の取り扱いに向けた取り組みを開始し、現在ではホタテ、オーストラリアタイガー、ベニザケ、スケソウダラなどを取り扱っています(2025年8月現在)。2024年度のMSC認証「海のエコラベル」を表示した家庭用食品などの取扱数量は1802トンとなりました。

加えて、水産物の持続可能な調達を実践するため、2020年度よりグループ各社度取扱う製品および原材料について、水産物取扱量の現状把握、それらが持続可能な水産資源であるかの確認を行う調査を実施しています。

MSC「海のエコラベル」を表示した商品例

責任ある養殖業により生産された水産物の証「ASC認証」

ASC認証は、環境と社会への影響を最小限にして育てられた責任ある養殖業に関する認証制度です。
Umiosグループでは、ASC商品の取り扱いだけでなく、グループ内の養殖場においてもASC養殖認証を取得しています。2019年7月には、カンパチの養殖において、世界初となるASC養殖認証を現Umios AQUA 奄美事業所 久根津漁場で取得しました。

ASC認証付き商品例

養殖水産物における各生産プロセスを包括的に認証する「BAP認証」

BAP認証は養殖水産物の加工工場、養殖場、飼料工場、ふ化場を対象としてその全ての段階において食品安全、環境への責任、社会への責任、動物の健康と福祉を約束する第三者養殖認証です。UmiosグループではBAP認証の製品の取り扱いを推進しています。

BAP認証付き商品例

養殖場の認証レベル管理の実施

マテリアリティ「生物多様性と生態系の保全」を当社グループの養殖事業において実践するため、2022年Umios Marine熊野事業所とUmios AQUA桜島事業所においてASCブリ・スギ基準と比較したギャップ調査を実施しました。その調査結果をもとに2023年度当社独自の自主管理基準を策定し、2024年度にかけて国内全13漁場の監査を実施、自主基準への適合度確認し、課題を抽出しました。これらの監査結果をもとに継続的に改善を実施することにより、環境負荷を低減した持続可能な養殖を実践していきます。

餌を確認する様子

TNFDフレームワークにもとづくリスク・機会の評価

Umiosグループの事業はさまざまな生態系サービスに大きく依存していますが、経 済活動に伴う生物多様性の劣化が近年急速に進んでおり、これらを重要な社会課題であ ると認識しています。
2024年度は全事業の自然資本への依存・影響を調査後、特に依存・ 影響が大きかったスケソウダラ漁業と養殖事業における生物多様性への依存と影響をよ り詳細に評価しました。2025年度はスケソウダラ漁業と養殖事業における依存・影響結果 を用いて、シナリオ分析にもとづくリスク・機会の評価を行いました。

さらに、リスク・機会に対する取組みと関連する目標を設定し、養殖においては自然資本への依存の低減、変化への適応を進め、リスク低減に努めるとともに、 両事業においてサステナブル市場の拡大によるビジネス機会の創出をめざしています。

※TNFD(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures):日本語では「自然関連財務情報開示タスクフォース」と訳され、企業や金融機関が自然資本や生物多様性に関するリスクと機会を評価・開示するための国際的な枠組み。

リスク・機会に対する取り組みと関連する目標

Umiosの取組み 関連するKPI
スケソウダラ
漁業
  • アラスカの厳格な漁業規制(漁獲海域、漁獲枠、時期、漁具、漁法の制限など)に沿った操楽
  • MSC認証取得漁業(アラスカ・カムチャッカ西)由来水産物の調達
  • 持続可能性に配慮した水産物の調達方針の策定
  • 水産資源調査の実施
  • SeaBOSでのタスクフォースIVにおける取組み
  • 2030年度末までに取扱水産資源の資源状態確認率100%(グローバル連結子会社全体)
  • 水産物を含む全製品のサステナブルシーフード(持続可能なぬ認証製品)売上比率15%以上(Umios)
養殖
  • 養殖場の自主管理基準の制定
  • 大型浮沈式銅合金生質の導入
  • プリ・カンパチのASC認証取得
  • スギの養殖
  • UMAMI Bloworksと細胞性クロマグロの開発
  • 水産資源調査の実施
  • 2027年末までにグループ内全養殖場で認証レベル管理体制の構築(国内グループ連結子会社)

Umiosのサステナビリティアクション

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