基本的な考え方

Umiosグループが事業拠点を持つ地域において、私たちの事業が地域コミュニティに経済、社会、環境の観点から影響を及ぼす可能性があります。共存、共栄をめざし、良好な関係を構築するために、適切なコミュニケーションとさまざまな社会貢献活動に取り組んでいきます。

取組み

食育活動

CASE:魚食普及イベント

私たちは、全国の親子に魚食の楽しさ、おいしさを知っていただき、健康な食生活に役立てていくことを目的として2015年からシェフ直伝親子料理教室を開催しています。昨年度と同様に2025年度もテーマを「海といのちの未来をつくる~親子で楽しいお魚クッキング~」とし、4月に大阪ガス、5月に東京ガス、7月に東邦ガス、8月に京葉ガス、2026年1月に北海道ガスと共同で5回開催しました。イベントの冒頭では「お魚のセミナー」も開催し、参加者の皆さまにお魚の雑学を楽しく学んでいただきました。また、一部開催のイベントでは MSCジャパン・ASCジャパンの方々には水産物の持続可能性に配慮したMSC「海のエコラベル」、ASC認証に関する紹介もしていただきました。

お魚セミナーの様子(大阪ガス)
お魚セミナーの様子(大阪ガス)
デモンストレーションの様子(京葉ガス)
デモンストレーションの様子(京葉ガス)
認証水産物を使ったメニュー
認証水産物を使ったメニュー

情報発信

主に学生の皆さまを対象に、Umiosグループのサステナビリティに関する活動に興味を持っていただくためのWEBサイトを運営しています。企業訪問、料理教室、クリーンアップ活動(Make Sea Happy !)、アマモ場再生活動など当社グループの様々な活動をタイムリーに紹介しています。

Umiosサステ部!
Umiosサステ部!

環境活動

CASE:「東京湾 UMI プロジェクト」アマモ場再生活動への継続協力

当社グループは、東京湾の水質を改善し海の生き物の褄みかとなって沿岸の環境を整えるアマモ場の再生活動に2014年から協力しています。2016年からは東京湾の環境改善に取り組む国土交通省の「東京湾UMIプロジェクト(東京湾・海をみんなで愛するプロジェクト)」協力企業にも選定されています。

アマモは水深1~数メートルの沿岸砂泥地に自生する海草の一種で、海の生き物の褄みかや産卵場所となり「海のゆりかご」と呼ばれています。窒素・リンなど栄養塩の吸収による水質浄化作用に加えて、近年はアマモなど海藻・海草の藻場が吸収・固定するCO2「ブルーカーボン」にも注目が集まっています。光合成によりCO2を吸収し海中に酸素を供給するだけでなく、藻場の海底の堆積物に取り込まれた炭素が数千年にわたって貯留されることから、地球温暖化対策の新たな吸収源としての期待も大きくなっています。

UmiosグループではNPO法人海辺つくり研究会の指導のもと、アマモの花枝採取をグループ内イベントとして実施してきました。
近年高水温や食害の影響により生育不良が懸念されていますが、千葉県富津沖では苗の育成が確認されています。
その環境を有効に活用すべく、これまでのアマモの花枝採取ではなく、海辺つくり研究会の指導の下、2026年度は5月16日(土)横浜市金沢区海の公園にて、富津岬と同じ東京湾地域へ苗移植する「アマモ場再生」に取り組むこととなりました。
アマモ生育、アマモの海での役割、気候変動による海への影響についても教えていただき、参加者の活動への理解も深まりました。

今後も、アマモ場再生活動による生物多様性保全や二酸化炭素吸収など、活動の成果を数値化することをめざし、活動団体や行政とも協力しながら、活動の継続と拡大を図っていきます。

当社、東京ガス(株)、東洋建設(株) 3社合同で開催
当社、東京ガス(株)、東洋建設(株)
3社合同で開催
アマモの苗
アマモの苗
アマモ苗を移植する様子
アマモ苗を移植する様子

※社名は実施当時のものです

CASE:奄美大島で3回目のマングローブ植林に参加しました

2024年11月20日(土)Umios AQUA 奄美事業所が養殖事業を行っている奄美大島の瀬戸内町においてマングローブの植林が行われ、同事業所の職員4名とUmiosから2名が参加しました。マングローブは熱帯および亜熱帯の湿地帯や干潟、満潮になると海水が満ちてくる河口などに生育する植物の総称です。オセアニアや東南アジア、アフリカ、北アメリカ南部などの沿岸に分布し、日本では沖縄の島々や鹿児島の奄美大島、種子島、屋久島などで見られます。

マングローブ植林に至る経緯

瀬戸内町がゼロカーボンシティを目指していることもあり、2023年より増養殖事業部を通じてマングローブや藻場の造成について検討を進めました。Umios AQUA奄美事業所の従業員も2023年夏の苗作りの段階から積極的に協力し、2024年1月より植林を開始しています。

マングローブは成長とともに樹木として炭素を貯留するうえ、海底の泥の中には枯れた枝や根を含む有機物が堆積し、炭素を貯留し続けるため、森林や海草・海藻と比較して炭素貯留効率が高いです。日本では鹿児島県の離島以南の亜熱帯地域でしかできない活動です。

マングローブ植林に至る経緯

CASE:インドネシアでマングローブ植林

2024年3月に当社サプライヤーのMega Marine Pride社(以下MMP社)の協力のもと、当社グループから水産第三部、スラバヤ駐在員事務所、マルハ上海から総勢5名参加しMMP社従業員と合わせて75名にて500本を植樹しました。

約15年前にも、タイでマングローブ植樹をした経験がありましたが、再度取組みを実施したいと考えていたところ、MMP社の理解と協力により今回の植樹が実現しました。2025年7月にも当社従業員とMMP社による植樹活動を行っており、今後は同様の活動を異なる地域でも進めていければと考えています

今後も継続的に植樹を行い同様の活動を違う地域でも進めていければと考えています。


Umios参加メンバー
Umios参加メンバー

CASE:海岸清掃活動“Make Sea Happy!”

“Make Sea Happy!”は、海洋プラスチック問題を考慮した当社グループのクリーンアップ活動です。本活動は、単にごみを拾うだけでなく、拾ったごみを集計し、事務局で記録した後、環境団体(国際NGO団体 Ocean Conservancy)への調査協力として、ごみ情報を提供しています。

クリーンアップ活動”Make Sea Happy!”についてはこちら

海の環境再生と地域共創

Umiosは、養殖事業を営む企業として、地域の海洋環境の保全と持続可能な水産業の実現に取り組んでいます。養殖場周辺の藻場は、魚介類の産卵・生育の場として生物多様性を支えるだけでなく、海洋生態系による二酸化炭素の吸収・固定(ブルーカーボン)の機能を有する重要な自然資本です。
当社は、自治体や漁業関係者、研究機関などと連携しながら、藻場の保全・再生活動や豊かな海づくりを推進しています。こうした活動は、気候変動の緩和、生物多様性の保全、水産資源の維持・回復など、多面的な価値の創出につながっています。
また、環境省が推進する「自然共生サイト」の考え方や、30by30目標の実現にも貢献する取り組みとして、地域とともに海洋生態系の保全を進めています。さらに、JBE(ジャパンブルーエコノミー技術研究組合)が運営するJブルークレジット制度などを通じて、藻場保全活動の環境価値を可視化し、地域に還元される持続可能な仕組みづくりを目指しています。
当社はこれからも、「育てる漁業」と「豊かな海づくり」の両立を図りながら、地域社会とともに自然資本の保全と脱炭素社会の実現に貢献していきます。

【活動実績】
  • 自然共生サイト認定取得(取得済みまたは取得予定)
  • ブルーカーボン協議会への参画
  • Jブルークレジット認証取得実績(○t-CO₂)

地域貢献活動

CASE:青森ねぶた祭

当社は、1953年に大型ねぶたを出して以来、地域振興を目的に、半世紀にわたって、毎年青森ねぶた祭※に参加しています(一部の年を除く)。
2026年度で58回目の出陣となり、今年は社名変更後、Umios侫武多会として初めての出陣となる記念すべき節目の年です。大型ねぶたの製作はねぶた師の手塚茂樹氏が担当し、今年のテーマ「風神 雷神 〜瑞祥(ずいしょう)の息吹〜」には、古来より畏怖と信仰の対象であると同時に、豊穣と吉祥をもたらす恵の象徴として人々に崇められてきた風神・雷神を描いています。地球規模での気候変動が課題となっている現代において、二神に、失われた自然の均衡が回復し、希望に満ちた新しい時代が切り開かれることを祈る想いが込められています。Umiosは「青森ねぶた祭」を通じて、伝統文化の継承とともに地域社会へ貢献してまいります。

※青森ねぶたは、国の重要無形民俗文化財に指定された東北三大祭りのひとつ。

青森ねぶた祭
今年の大型ねぶた「風神 雷神 〜瑞祥(ずいしょう)の息吹〜」

文化・教育活動

CASE:訪問学習・出前授業・社外イベント参画による教育・学習支援活動

当社グループでは、中学生・高校生の教育・学習支援の一環として、生徒が企業の事業内容やSDGsに関する取り組みについて学び、理解を深める機会を提供するため、定期的に訪問学習の受け入れを行っています。2025年度は、本社訪問20件(一部オンライン)、工場見学29件、事業所見学1件、営業所見学1件、社外イベントへの参加9件、出前授業1件を実施し、当社の事業内容やSDGs達成に向けた取り組みを紹介しました。社会全体でSDGsへの関心が高まる中、学校のカリキュラムにSDGsを取り入れる動きが広がっており、企業の取り組みについて中高生・大学生からの問い合わせも増加しています。
こうした需要の増加に対応するため、2024年度より社会貢献人財登録制度を開始しました。サステナビリティ戦略部の担当者に加え、本制度に応募・登録した従業員が社内教育を受けたうえで訪問学習の講師を担当することで、活動の幅をさらに広げていきます。

CASE:訪問学習・出前授業・社外イベント参画による教育・学習支援活動
宇都宮工場見学の様子
宇都宮工場見学の様子
本社企業訪問の様子
本社企業訪問の様子
「棚田みらい応援団」活動への参加
「棚田みらい応援団」活動への参加

CASE:ヤヨイサンフーズ株式会社 カンボジアヤヨイ学校支援活動

カンボジアヤヨイ学校は、2008年に旧ヤヨイ食品が創業60周年記念事業として、JHP・学校をつくる会と協力し、カンボジアのコンターナン小学校に寄贈した校舎になります。

2019年度の支援活動実施以降、新型コロナの影響などもあり現地を訪問しての支援活動ではなく物資支援を継続してきましたが、2024年度はヤヨイサンフーズ株式会社発足10周年の周年事業の一環として5年ぶりに現地を訪問して支援活動(綱引きやバレーボール、手作り楽器の演奏などで子供たちと交流、学校から要望のあった教室の再塗装など)を実施、2025年度はコンターナン小学校からの要望を伺い、子どもたちの学びに貢献するために、机と椅子、ホワイトボード、全生徒1,205名分の文房具を寄贈いたしました。

2024年度 カンボジアヤヨイ学校支援活動
2024年度 カンボジアヤヨイ学校支援活動
2025年度 カンボジアヤヨイ学校支援活動
2025年度 カンボジアヤヨイ学校支援活動

2024年度 カンボジアヤヨイ学校支援活動
2025年度 カンボジアヤヨイ学校支援活動

寄付・寄贈に関する取組み

CASE:フードバンク・子ども食堂などへの支援

当社グループは、まだ食べられるにもかかわらず販売できなくなった商品について、フードバンク活動※を行うNPO法人へ寄贈する取組みを2009年より実施しています。福祉向上に寄与するだけでなく、フードロスを削減する目的もあります。2025年度も、フードバンク活動を行っているフードバンクかながわ、フードバンク愛知、ふーどばんくOSAKAなど全国各地の団体に、冷凍食品などを寄贈しました。

※フードバンク活動:まだ十分に食べることができるにもかかわらず、さまざまな理由で流通が困難になった商品を、生活困窮者へ無償で提供する活動

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