気候変動対策~CO2排出削減や温暖化対策の追求~
最新のいけす技術による養殖場の温暖化対策や、廃棄物のバイオガス発電への活用、ノンフロン対策などCO2 排出量の削減に努めており、国際的な評価機関で高評価を受けています。
最新のいけす技術による養殖場の温暖化対策や、廃棄物のバイオガス発電への活用、ノンフロン対策などCO2 排出量の削減に努めており、国際的な評価機関で高評価を受けています。

当社は、世界有数の環境情報開示プラットフォームを運営する非営利団体であるCDP(本部:英国ロンドン)による「CDP気候変動レポート2024」に回答し、2023年度に続き2年連続で「A-」の評価を獲得しました。CDP気候変動の評価は、CDPが全世界で24,800社を超える企業を対象に調査を行い、企業が気候変動問題にどのように効果的に取組み、開示しているかにもとづきAからD-のスコアで評価するものです。
当社は、中期経営計画のマテリアリティの一つとして「気候変動問題への対応」を掲げて、国内外の拠点への太陽光発電パネルの設置や、養殖魚のライフサイクルアセスメントの実施、冷凍食品のカーボンフットプリント算定など、CO2排出量の削減に取り組んでいます。CDPを通じた情報開示により、金融機関や顧客などのステークホルダーからのさらなる透明性向上への要請に応えてまいります。

地球温暖化の影響によって海の水温が上がるため、養殖場の被害を減らす対策として、いけす(生簀)を深く沈めて、海面より水温が低い水域でブリやカンパチを育てる取り組みを進めています。鹿児島県の養殖場では、海面近くにあった従来のいけすを沈められるよう改良しました。深い場所は水温が低く魚の成長や健康に良いため、いけすは状況に応じて上下でき、安定した養殖を目指しています。
さらに、水中カメラで魚がエサを食べる様子を見て、いけすを沈めたまま給餌量を調整する水中給餌も導入し、魚のストレスやエサの無駄を減らしています。
沈下式いけす2021年3月冷凍米飯や麺類を製造するUmios(株)直営工場である大江工場で、バイオガスプラントの稼働を開始しました。2013年より稼働している下関工場に続いて2例目となります。
バイオガスプラントは、工場で生じた食品残渣や端材などをメタン発酵処理させることで、再生可能エネルギーとして発電等の際に利用可能なバイオガスを発生させることができます。このバイオガスを利用して発電を行うことにより、CO2および廃棄物の排出量を大幅に削減しました。
食品残渣を発酵させる発酵槽Umiosグループでは、各工場の冷凍・冷蔵設備、保管用冷凍設備の自然冷媒化を進めています。これらの取り組みは、環境省の「脱フロン・低炭素化社会の早期実現のための省エネ型自然冷媒機器導入加速化事業」として採択され補助を受けています。
ノンフロン冷凍機グループ会社オーストラル・フィッシャリーズ社(オーストラリア)は、西オーストラリア州にある小麦地帯での植樹プログラムを推進することで、オーストラリア政府より「カーボン・ニュートラル※」認証を取得しています。
Umiosは、2030年までにCO2排出量を2017年度比で30%以上削減することを目標とし、2050年度までにカーボンニュートラルの達成を目指しています。
※カーボン・ニュートラル:事業において排出されるCO2総排出量と同量のCO2量を吸収する対策を打つことでCO2排出量をゼロにすることです。
Yarra Yarra Biodiversity Corridorに植林したYork gum(ユーカリ)