当事業部養殖事業の4つの強み
持続可能な開発で、水産業の明日を変える
生物多様性重要海域での
責任ある養殖
当事業部が操業する8拠点のうち6拠点は、環境省が指定する生物多様性の観点から重要性の高い海域に位置しています。
養殖魚の育成は漁場の水質や環境に大きく依存すること、そして養殖事業が周辺の海洋環境・生態系、さらには地域の方々の生活にも影響を与えることを認識し、それらに配慮した事業を展開しています。
具体的には、環境に配慮したASC認証※を取得し、認証規格のない漁場についてもASC認証規格をもとにした自主管理基準による管理を実施。
地元雇用を進め、地域イベントに積極的に参加するなど、地域の皆さまとの融和も大切にしています。
※ASC認証:管理された飼料の使用を含め、環境に配慮した養殖業を認証する国際規格
1959年から蓄積してきた
人工孵化種苗による養殖ノウハウ
養殖事業開始、人工孵化開始(1975年)以来、半世紀以上にわたり蓄積してきた「人工孵化種苗」の比率を高めた養殖ノウハウが当事業部の強みです。
グループの技術研究・開発担当部門、水産研究・教育機構(FRA)などの外部研究機関とも協力した養殖研究体制を整えています。
気候変動による海水温上昇など、変化する環境にも対応。2022年度から開始した高水温対策としての沈下式生簀の導入、水中給餌の取り組みは鹿児島県の養殖場をはじめ、他県の養殖場でも展開しています。
さらに、クロマグロ以上の高水温環境下に耐えうる新魚種「スギ」の養殖を2024年度に開始し、2025年度には試験販売を行っています。
グローカル戦略による
生産体制の強化
現在の生産・販売体制は主に国内市場向けとなっていますが、アジアを中心とした輸出も進めてきました。中長期的には、海外市場に向けた生産体制の構築を検討し、収益力の強化を図っていきます。
サステナブルな製品と
代替原料の確保による競争優位性
天然資源の枯渇や急激な環境変化、温暖化による海水温上昇といったリスクが顕在化する中、当社はサステナブルな製品や代替タンパク原料を確保できる体制を構築しています。
飼料価格の高騰対策として水産加工場から出る残渣の飼料への有効活用に着手・実施しており、将来的には昆虫類の活用も検討しています。こうした取り組みは、サステナブルな商品が市場に受け入れられる時代において、他社との差別化につながり、当社養殖事業の優位性を強調できると考えています。
事業の意義
養殖魚は適正に管理された水産資源であり、そこから生産される良質なタンパク質を世界の皆さまに安定供給することが当事業部の使命です。
一方で地球規模における気候変動がこの使命を阻害する要因となってきていることも事実です。数々の変化に対応してきた当事業部は、これらの変動要因にも果敢に立ち向かってまいります。
Umiosで一緒に働きませんか
持続可能な水産業の未来を一緒につくりましょう。