養殖場の風景

カンパチ

完全養殖で実現する、サステナブルな最高級カンパチ

カンパチの生態

カンパチは、ブリやヒラマサの仲間で、温かい海を好む大型の回遊魚です。
名前の由来は「頭部の八の字模様」という説があり、古くから脂が乗る高級魚として評価されてきました。日本各地で「縁起の良い高級魚」として親しまれ、ブリ·ヒラマサと並ぶ「ブリ御三家」として、刺身·寿司文化の中で独自の地位を築いてきました。

私たちは、鹿児島県の桜島と奄美の豊かな海で、このカンパチの養殖を行っています。
数十年にわたる養殖の歴史の中で培った技術とノウハウにより、現在では国内シェアNo.1を誇るまでに成長しました。
多くの手間と時間がかかりますが、一尾一尾丹念に世話をしています。

天然カンパチの旬は夏から秋ですが、私たちが育てる養殖カンパチは餌や育成環境を工夫することで、一年を通して脂が乗るように育てており、季節を問わずいつでも美味しいカンパチをお届けすることができます。
こうして手間暇かけて育てたカンパチの、【しっかりとした食感】と【豊かなうま味】をご堪能ください!

カンパチ

導入から出荷までの流れ

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種苗(天然・人工)

「東洋のハワイ」とも称される中国最南端の島、海南島。1年を通して温暖なこの地では、12月頃からカンパチ稚魚の採捕が始まります。3月頃の海水温は26℃前後と、カンパチ稚魚にとって非常に良好な環境であり、現地の生簀で丁寧に飼育・管理されながら、細かなサイズ選別が行われます。弊社スタッフが現地へ赴き、魚の状態を直接確認したうえで、4月頃に活魚船で日本へ輸送し、自社の生簀へ入れることで買い付けが完了します。その後は順次配合飼料への餌付けを行い、病気への対策としてワクチンの投与作業も実施します。

人工種苗

現在、カンパチ稚魚の調達は中国からの輸入に頼っているのが実情です。導入リスクや価格高騰といった課題が常につきまとう中、天然資源に依存しない安定した養殖業の実現を目指し、Umios Fish Lab株式会社にて生産されたカンパチ人工種苗の導入に取り組んでいます。

人工種苗の技術を極めることで、より養殖に適した種苗の「育種」が可能となり、品質のさらなる向上につながります。また、自社生産によるコストメリットに加え、天然種苗とは異なる生産サイクルの構築も実現できます。これにより、天然種苗だけでは難しい時期にも大きなサイズのカンパチを出荷できる体制が整い、安定供給と天然資源への負荷低減を同時に叶える養殖を目指しています。

人工種苗
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給餌

給餌の様子
給餌の様子

中国から稚魚を導入したら、まず配合飼料への餌付けからスタートします。魚の様子を丁寧に観察しながら、配合飼料を食べられるようにカンパチ稚魚を教育していきます。気持ちよく餌を食べてもらうためには、魚の口に合ったサイズを選ぶことが重要です。また、時にはイワシや加工残渣を用いたモイストペレット※も取り入れ、食への意欲を引き出しています。

給餌はカンパチの品質やサイズを左右する重要な作業です。弊社の高品質なカンパチは、給餌のプロたちが魚の状態に合わせた最適な給餌を行うことで生み出されています。
※生餌と配合飼料を混ぜ合わせてペレット状にしたもの。

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薬浴

給餌の様子

夏場になると、ハダムシ※との闘いが始まります。専用のシートを用い、水産用医薬品でハダムシを駆除します。特に注意が必要なのが稚魚期です。体がまだ小さいこの時期は、鰭がなくなってしまうなどの被害が起こりやすく、日々の観察が欠かせません。使用している水産用医薬品は、自然界に流出しても速やかに分解されるため、自然環境にも魚にもやさしいものを使用しています。

※ハダムシ…魚の体表につく虫。人間への害はありませんが、魚の体表がただれてしまうことがあります。

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出荷

6月頃より、2~3年かけて丹念に育てた大きなサイズのカンパチから順に出荷を開始します。出荷拠点である桜島事業所は、国内シェアNo.1の出荷数量を誇ります。活魚車出荷・〆出荷・活魚船出荷の3つの出荷形態を展開しており、お客様のニーズに合わせた最適な方法でお届けできるのが強みです。

活魚車出荷・活魚船出荷では消費地まで生きたままお届けできるため、鮮度の高さは格別です。一方、〆出荷では活〆したカンパチを素早く加工することで、新鮮かつ使いやすい状態でお届けします。どの出荷形態においても、大切に育てたカンパチを最高の状態でお客様へ届けることを第一に考えています。

Umiosのカンパチの強み

国内シェアNo.1の生産力と先進的な技術

グループ内施設での種苗生産が可能であり、中国種苗に頼らない安定した生産体制の構築を目指しています。また、他社と互いの強みを活かした生産への取り組みを実施することで、安定供給のさらなる強化を実現しています。

奄美大島に漁場を構え、冬場も温暖な気候のもとで飼育が可能です。奄美事業所と桜島事業所が緊密に連携することで、他社にはできない柔軟な生産サイクルの組み立てを実現しています。桜島事業所では、夏場に表層の高水温帯から魚を避けるために生簀を沈下させることでハダムシ被害を激減させ、労務負担の軽減と持続可能な養殖を両立しながら、魚の成長促進にもつなげています。

飼育技術の面では、配合飼料による飼育技術を有しており、魚粉の使用量を抑えることで環境負荷の低減を実現しています。そして、世界で唯一のカンパチにおけるASC認証を取得――持続可能な養殖への真摯な取り組みが、国際的にも認められています。

カンパチ養殖の様子

Umios
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